Copyright(C) 1994 Terumasa KODAKA , Takeshi KONO


■PC-98GS SGP BIOS


INT 1Fh - Function 00h
分類	SGP BIOS
名前	SGPワークRAMの読み出し
	Undocumented
対象	PC-98GS
入力	AH=00h
	ES:DX=バッファアドレス
	CX=読み出し要素数(6バイト単位)
出力	CF=0
解説  o SGPワークRAMからデータを読み出す。
	SGP(Super Graphic Processor)とは、PC-98GSが搭載している
	グラフィックプロセッサである。仕様が未公開であるため、このBIOSを
	使ってどのようなデータが読み出せるのかは不明。INT 1Fh - Function 01hで
	書き込んだ内容が読み出せるわけではない。
      o 0000:0597 bit 7=1のときのみ使用可能。
関連	INT 1Fh - Function 01h
	0000:0597h bit 7
	I/O A562h


INT 1Fh - Function 01h
分類	SGP BIOS
名前	SGPワークRAMへの書き込み
	Undocumented
対象	PC-98GS
入力	AH=01h
	ES:DX=バッファアドレス
	CX=書き込みバイト数(6バイト単位)
出力	CF=0
解説  o SGPワークRAMにデータを書き込む。
	SGP(Super Graphic Processor)とは、PC-98GSが搭載している
	グラフィックプロセッサである。仕様が未公開であるため、このBIOSを
	使って転送するデータのフォーマットなどは不明。
      o 0000:0597 bit 7=1のときのみ使用可能。
関連	INT 1Fh - Function 00h
	0000:0597h bit 7
	I/O A562h


■ハイレゾモードのマルチタスク対応割り込み


INT 1Fh - Function 80h Subfunction 00h
分類	マルチタスク対応割り込み
名前	キーボードBIOSアイドル割り込み
対象	ハイレゾ
入力	AX=8000h
出力	CF=終了条件
解説  o キーボードBIOSのキー入力待ちのとき呼び出される。
	戻ったときのCFの状態で、BIOSの処理が変化する。処理内容の詳細に
	ついては、INT 18h - Function 00hの「解説」欄を参照
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 18h - Function 00h
	INT 1Fh - Function 81h
	INT 1Fh - Function 88h


INT 1Fh - Function 80h Subfunction 18h
分類	マルチタスク対応割り込み
名前	BRANCH BIOSアイドル割り込み
	Undocumented
対象	ハイレゾ
入力	AX=8018h
出力	CF=終了条件
解説  o 詳細不明。戻ったときのCFの状態で、BRANCH BIOSの処理が変化する。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	


INT 1Fh - Function 81h
分類	マルチタスク対応割り込み
名前	割り込みハンドラからの呼び出し
	Undocumented
対象	ハイレゾ
入力	AH=81h
	AL=デバイス種類
	    00h: キーボード割り込みハンドラからの呼び出し
	    18h: BRANCH4670割り込みハンドラからの呼び出し
	    40〜43h: 不明
	    44〜47h: 不明
	    48〜4Bh: 不明
	    4C〜4Fh: 不明
出力	なし
解説  o キーバッファに1文字格納されたとき、キーボード割り込み(INT 09h)ハンドラ
	がAL=00hで呼び出す。呼び出しタイミングは、INT 1Fh - Function 88hを
	参照。
      o BRANCH BIOSの外部割り込みハンドラは、AL=18hで呼び出す。ほかにも、
	AL=40〜4Fhで呼び出される場合があるが、詳細不明。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 1Fh - Function 80h
	INT 1Fh - Function 88h


INT 1Fh - Function 82h
分類	マルチタスク対応割り込み
名前	プリンタBUSY時の割り込み
対象	ハイレゾ
入力	AH=82h
	AL=デバイス種類
	    08h: プリンタ
	    4C〜4Fh :不明
出力	なし
解説  o プリンタへの送信をINT 1Ah - Function 14hで行ったとき、プリンタがBUSY
	状態の場合にAL=08hで呼び出される。呼び出しタイミングは、INT 1Ah - 
	Function 14hを参照。
      o AL=4C〜4Fhで呼び出される場合があるが、詳細不明。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 1Ah - Function 14h


INT 1Fh - Function 83h
分類	マルチタスク対応割り込み
名前	受信割り込み発生通知
対象	ハイレゾ
入力	AH=83h
	AL=割り込み発生チャネル番号
	    10h: RS-232C CH#0からデータを受信した
	    11h: RS-232C CH#1からデータを受信した
	    12h: RS-232C CH#2からデータを受信した
	    18h: BRANCH4670 ソケット80hの処理を実行した
	    19h: BRANCH4670 ソケット90hの処理を実行した
	    1Ah: BRANCH4670 ソケットA0hの処理を実行した
	    1Bh: BRANCH4670 ソケットB0hの処理を実行した
	    40〜43h: 不明
出力	なし
解説  o RS-232CをINT 19h - Function 07h(拡張モード)で初期化したとき、
	RS-232C割り込みハンドラが毎受信割り込み終了時(IRETの直前)に、
	AL=10〜12hで呼び出す。
      o BRANCH BIOSの外部割り込みハンドラは、AL=18〜1Bhで呼び出す。ほかにも、
	AL=40〜43hで呼び出される場合があるが、詳細不明。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 19h - Function 07h


INT 1Fh - Function 88h
分類	マルチタスク対応割り込み
名前	キーボード割り込みハンドラからの呼び出し
対象	ハイレゾ
入力	AH=88h
	AL bit 7   :Make/Break
		    1= Make(キーが押された)
		    0= Break(キーが離された)
	AL bit 6〜0:状態の変化したキーのキーコード
	BL=割り込み発生時点のシフトキーフラグ状態(0000:053Ah)
出力	CF=キー処理方法の通知
	    1= キーボード割り込みハンドラに処理をスキップさせる
	    0= キーボード割り込みハンドラに処理をさせる
解説  o キーが押されるか離されるかする(状態が変化する)と、キーボード割り込み
	(INT 09h)ハンドラのなかからこのファンクションが呼び出される。
	このとき、ALにはキーのMake/Break状態とキーコードが、BLにはその時点
	でのシフトキーフラグの状態がセットされている。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
      o このファンクションをフックすると、特定のキーが押された(離された)
	ときのキーボード割り込みハンドラの処理をスキップさせることができる。
	このファンクションが呼ばれたとき、処理をスキップさせたいキーの
	キーコードがセットされていたなら、CF=1にして戻る。すると、キーボード
	割り込みハンドラは、そのキーに対する処理を行わない。
	ただし、80x86CPUでは、内部割り込み(INT)実行時、フラグの状態を保存する
	ため、INTの呼び出し元にキャリーフラグで状態を通知するには、スタック
	上のフラグを操作する必要がある。プログラム例を表
	[INT 1Fh - Function 88hハンドラの例]に示した。
      u テクニカルデータブックでは、このファンクションの存在には触れられて
	いるが、具体的な使用方法は示されていない。
      u ハイレゾモードでは、キーが押される(離される)と以下のような処理を
	行う。
	1. キーが押される(Make)か離される(Break)かすると、キーボードは
	   状態が変化したキーのキーコードとMake/Break状態を、本体にシリアル
	   データで送信する。本体のキーボードインターフェース(8251A)は、
	   キーボードからのデータを受信すると割り込み(INT 09h)を発生させる。
	   CPUは、割り込みを受け付けるとキーボード割り込み(INT 09h)ハンドラを
	   実行し、以下のような処理を行う。
	2. まず最初に、8251Aのステータスを取得して受信エラーの有無の判定を
	   行う。受信データにエラー(フレーミングエラー,オーバーランエラー,
	   パリティエラーのいずれか)があったときは、次のような処理を行う。
	   キーボードに対してデータの再送信を要求する。エラーを起こした受信
	   データを8251Aから受け取り、捨てる。割り込みハンドラを終了する。
	   エラーの発生回数はカウントされ、3回までリトライを行う。4回以上
	   受信エラーが起こったときはリトライを諦め、エラーを無視して以下の
	   処理を続ける。
	3. 受信エラーがなければ、8251Aから受信データを受け取る。
	   これを元に、0000:052A〜0539hの押下状態テーブルを更新する。
	4. ALに受信データ、BLにその時点でのシフトキーフラグ状態をセットして、
	   INT 1Fh - Function 88hを実行する。
	5. INT 1Fh - Function 88hを実行した結果、CF=1だったときは、その
	   受信データに対して、6.以降の処理をしない。ただちに割り込みハンドラを
	   終了する。
	   CF=0だったときは、継続して以下の処理を行う。
	6. 0000:0418hの内部割り込みキー設定テーブルを参照して、受信データが
	   内部割り込みを発生させるキーだった場合、INT 05hまたはINT 06hを実行
	   したあと、割り込みハンドラを終了する。
	7. 0000:0408hのシフトキー定義テーブルを参照して、受信データがシフト
	   キーとして定義されているキーだった場合、0000:053Ahのシフトキー
	   押下状態フラグを更新したあと、割り込みハンドラを終了する。
	8. 受信データがBreakを示すものだった場合、ここで割り込みハンドラを終了
	   する。 
	9. 受信データがMakeを示すものだった場合、キーバッファに、シフトキー
	   状態と受信データを追加する。キーバッファがオーバーフローするときは、
	   データを追加せず、ビープ(2kHz,100ms)を鳴らしてから割り込みハンドラを
	   終了する。
	10.この時点で、バッファ内のキー入力データが1文字分だったとき、
	   INT 1Fh - Function 8100hを実行する。
	11.割り込みハンドラを終了する。
表	INT 1Fh - Function 88hハンドラの例
	NewInt1F88	PROC	FAR
		;XAキーボードの[HOME]が押されたことを無視する場合
		;(シフト状態はチェックしない)
			cmp	al,5Eh + 80h	;HOMEのMAKE
			jne	IsNotHOME
		;スタック上のキャリーフラグを1にする
			push	bp
			mov	bp,sp
			or	[bp+06h],BYTE PTR 01h	;CF=1
			pop	bp
	IsNotHOME:	iret
	NewInt1F88	ENDP
関連	INT 1Fh - Function 80h
	INT 1Fh - Function 81h
	INT 09h
	0000:053Ah
	INT18KB.TXTのキーコード・キーデータ表


■レジューム制御


INT 1Fh - Function 8B00h
分類	RESUME BIOS
名前	EMM386用レジューム処理
対象	PC-9801NS/E・NC・NL・NS/L・NA
入力	AX=8B00h
出力	なし
解説  o 以下の条件のときに電源をONすると、電源ONの直後にBIOSがこの
	ファンクションを発行する。
	・レジューム機能がON
	・0000:0400h bit 4=1
      o BIOSが仮想86モード利用のEMSドライバ(以下、V86EMSドライバと略)に
	対して、電源ONを通知するために利用する。
	EMM386.SYS(レジューム対応版), EMM386.EXEは、このファンクションを
	トラップする。EMM386がインストールされているとき、このファンクションを
	実行すると、INT 1Fh - Function 8C00hで解除した仮想86モードを再度ONする
	ことができる。
	BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
      o V86EMSドライバを組み込んだ状態でレジュームを行う場合、仮想86モードの
	まま電源をOFFすると、再度電源をONしたときに仮想86モード関係の状態を
	復帰することができない(CPUがSMM機能をサポートしていない場合)。
	レジュームに対応するためには、次のような手続きが必要になる。
	すなわち、電源をOFFする直前に、BIOSはV86EMSドライバに対してこれから
	電源をOFFすることを通知する。この通知を受けたV86EMSドライバは、
	仮想86モード関係の状態を待避し、仮想86モードをOFFにする。
	また、電源をONした直後にも、BIOSはV86EMSドライバに対して電源がONに
	なったことを通知する。この通知を受けたV86EMSドライバは、
	仮想86モード関係の状態を復帰し、仮想86モードをONにする。
	電源ONの通知をINT 1Fh - Function 8B00hで、電源OFFの通知を
	INT 1Fh - Function 8C00hで行う。
      o	PC-9801NS/T・NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne等はCPUがSMM機能をサポート
	しており、CPU内部にサスペンド/レジューム機能を内蔵しているため、
	このファンクションは発行されない。
      u PC-9801NLはV30HLを搭載しているため仮想86モードを利用できないが、
	このファンクションは発行される。
関連	INT 1Fh - Function 8B80h
	INT 1Fh - Function 8C00h
	INT 1Fh - Function 9A20h
	0000:0400h bit 5,4


INT 1Fh - Function 8B80h
分類	RESUME BIOS
名前	レジューム後処理
	Undocumented
対象	PC-9801NV・NS/E・NC・NL・NS/L・NA
入力	AX=8B80h
出力	なし
解説  o 以下の条件のときに電源をONすると、INT 1Fh - Function 8B00hに続いて
	BIOSがこのファンクションを発行する(PC-9801NVは、INT 1Fh - 
	Function 8B00hを発行しないので、このファンクションだけが呼び出される)。
	・レジューム機能がON
	・0000:0400h bit 4=1
      o レジュームのために特別な処理が必要なデバイスドライバ等は、
	このファンクションをトラップしておくことで、電源ON後に必要な処理を
	行うことができる。
	BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。ドライバ
	等がフックするために定義されている割り込みである。
      o	PC-9801NS/T・NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne等はCPUがSMM機能をサポート
	しており、CPU内部にサスペンド/レジューム機能を内蔵しているため、
	このファンクションは発行されない。
関連	INT 1Fh - Function 8B00h
	INT 1Fh - Function 8C80h
	INT 1Fh - Function 9A20h
	0000:0400h bit 5,4


INT 1Fh - Function 8C00h
分類	RESUME BIOS
名前	EMM386用サスペンド処理
対象	PC-9801NS/E・NC・NL・NS/L・NA
入力	AX=8C00h
出力	なし
解説  o 以下の条件のときに電源をOFFすると、電源OFFの直前にBIOSがこの
	ファンクションを発行する。
	・レジューム機能がON
	・0000:0400h bit 4=1
      o BIOSが仮想86モード利用のEMSドライバ(以下、V86EMSドライバと略)に
	対して、電源OFFを通知するために利用する。
	EMM386.SYS(レジューム対応版), EMM386.EXEは、このファンクションを
	トラップする。EMM386がインストールされているとき、このファンクションを
	実行すると、仮想86モードがOFFになる。
	BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
      o V86EMSドライバを組み込んだ状態でレジュームを行う場合、仮想86モードの
	まま電源をOFFすると、再度電源をONしたときに仮想86モード関係の状態を
	復帰することができない(CPUがSMM機能をサポートしていない場合)。
	レジュームに対応するためには、次のような手続きが必要になる。
	すなわち、電源をOFFする直前に、BIOSはV86EMSドライバに対してこれから
	電源をOFFすることを通知する。この通知を受けたV86EMSドライバは、
	仮想86モード関係の状態を待避し、仮想86モードをOFFにする。
	また、電源をONした直後にも、BIOSはV86EMSドライバに対して電源がONに
	なったことを通知する。この通知を受けたV86EMSドライバは、
	仮想86モード関係の状態を復帰し、仮想86モードをONにする。
	電源ONの通知をINT 1Fh - Function 8B00hで、電源OFFの通知を
	INT 1Fh - Function 8C00hで行う。
      o	電源OFFの実際の処理は、NOTEシステム割り込み(INT 0EhまたはINT 17h)
	ハンドラが行っている。このファンクションもNOTEシステム割り込みから
	呼び出される。
      o	PC-9801NS/T・NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne等はCPUがSMM機能をサポート
	しており、CPU内部にサスペンド/レジューム機能を内蔵しているため、
	このファンクションは発行されない。
      u PC-9801NLはV30HLを搭載しているため仮想86モードを利用できないが、
	このファンクションは発行される。
関連	INT 1Fh - Function 8B00h
	INT 1Fh - Function 8C80h
	INT 1Fh - Function 98h
	INT 1Fh - Function 9A20h
	INT 0Eh(外部割り込み…98NOTE)
	INT 17h(外部割り込み…98NOTE)
	0000:0400h bit 5,4


INT 1Fh - Function 8C80h
分類	RESUME BIOS
名前	サスペンド前処理
	Undocumented
対象	PC-9801NV・NS/E・NC・NL・NS/L・NA
入力	AX=8C80h
出力	CF=終了条件
	    1=電源OFF不可能
	    0=電源OFF可能
解説  o 以下の条件のときに電源をOFFしようとすると、INT 1Fh - Function 8C00h
	の前にBIOSがこのファンクションを発行する(PC-9801NVは、INT 1Fh - 
	Function 8C00hを発行しないので、このファンクションだけが呼び出される)。
	・レジューム機能がON
	・0000:0400h bit 4=1
      o	レジュームのために特別な処理が必要なデバイスドライバ等は、
	このファンクションをトラップしておくことで、電源OFF時の前に必要な
	処理を行うことができる。
	BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。ドライバ
	等がフックするために定義されている割り込みである。
      o	電源OFFの実際の処理は、NOTEシステム割り込み(INT 0EhまたはINT 17h)
	ハンドラが行っている。このファンクションもNOTEシステム割り込みから
	呼び出される。
      o このファンクションがCF=1で終了した場合、BIOSはサスペンド前処理が失敗
	したものとみなし、次回のNOTEシステム割り込みで再度このファンクションを
	実行する。CF=0で終了するまでこれを繰り返す。
      o	PC-9801NS/T・NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne等はCPUがSMM機能をサポート
	しており、CPU内部にサスペンド/レジューム機能を内蔵しているため、
	このファンクションは発行されない。
関連	INT 1Fh - Function 8B80h
	INT 1Fh - Function 8C00h
	INT 1Fh - Function 98h
	INT 1Fh - Function 9A20h
	INT 0Eh(外部割り込み…98NOTE)
	INT 17h(外部割り込み…98NOTE)
	0000:0400h bit 5,4
図	レジュームON時の電源ON/OFF
	書籍の図を参照


INT 1Fh - Function 8Bh
分類	RESUME BIOS
名前	レジューム処理
	Undocumented
対象	PC-98HA
入力	AH=8Bh
出力	なし
解説  o 電源をONすると、BIOSがこのファンクションを発行する。
      o INT 1Fh - Function 8Chとペアで使用して、レジューム対応処理を
	行う場合に使用できる模様。詳細不明。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 1Fh - Function 8Ch


INT 1Fh - Function 8Ch
分類	RESUME BIOS
名前	サスペンド処理
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA
入力	AH=8Ch
出力	CF=終了条件
	    1=電源OFF不可能
	    0=電源OFF可能
解説  o 電源をOFFしようとすると、BIOSがこのファンクションを発行する。
	任意のタイミングで電源がOFFになっては困るようなアプリケーションや
	ドライバが使用するためのものと考えられる。詳細不明。
	PC-98HAでは、INT 1Fh - Function 8Bhとペアでレジューム対応処理を
	行う場合にも使用できる。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 1Fh - Function 8Bh


INT 1Fh - Function 8Dh
分類	???
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-98LT
入力	AH=8Dh
出力	CF=終了条件
解説  o PC-98LTのINT 0Ahハンドラ内で使用。PC-98HAでは使用されていない模様。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	


■PC-98HA アラームBIOS


INT 1Fh - Function 8Eh
分類	ALARM BIOS
名前	アラーム通知
対象	PC-98HA
入力	AH=8Eh
出力	CF=終了条件
	    0: アラーム処理を行わない
	    1: アラーム処理を行う
解説  o INT 1Ch - Function 07hで設定したアラームの設定時刻と一致したとき、
	BIOSが発行する。
      o	CFで、BIOSにアラーム処理を行わせるかどうかを通知する。
	CF=1でリターンすると、BIOSは100ms毎にINT 1Fh - Function 8Fhを
	発行するようになる。CF=0でリターンすると、INT 1Fh - Function 8Fhは
	発行されない。
      o 設定時刻になったときにブザーを鳴らしたい場合は、このファンクションと
	INT 1Fh - Function 8Fhをフックする。INT 1Fh - Function 8Fhの処理
	ルーチン内でブザーのON/OFFを行う。
	アラームの設定時刻になったとき、BIOSはINT 1Fh - Function 8Eh,8Fhを
	発行するだけで、ブザーを鳴らすなどの処理は一切行わない。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 1Ch - Function 07h
	INT 1Fh - Function 8Fh


INT 1Fh - Function 8Fh
分類	ALARM BIOS
名前	アラーム鳴動用タイマ
対象	PC-98HA
入力	AH=8Fh
出力	CF=終了条件
	    1: アラーム処理を中止する
	    0: アラーム処理を続行する
解説  o INT 1Fh - Function 8EhからCF=1でリターンしたとき、100ms毎にBIOSが
	発行する。
      o	CFで、BIOSにアラーム処理を続行するかどうかを通知する。
	CF=0でリターンすると、継続して100ms毎にこのファンクションが発行
	される。CF=1でリターンすると、このファンクションの発行が止まる。
      o BIOS内にこのファンクションの処理ルーチンがあるわけではない。
	アプリケーションやドライバがフックするために定義されている
	割り込みである。
関連	INT 1Ch - Function 07h,08h,09h
	INT 1Fh - Function 8Eh


■プロテクトメモリBIOS


INT 1Fh - Function 90h
分類	プロテクトメモリBIOS
名前	プロテクトメモリとのメモリ転送
	Undocumented
対象	80286以上のCPU搭載機
入力	AH=90h
	ES:BX=セグメントディスクリプタのポインタ
	SI=転送元アドレスのオフセット(セグメントはDSのセレクタで指定)
	DI=転送先アドレスのオフセット(セグメントはESのセレクタで指定)
	CX=転送バイト数(0のとき64KB)
	<セグメントディスクリプタの構造>
	-------------+--------------------------
	アドレス     |内容
	-------------+--------------------------
	ES:BX+00〜0Fh|リザーブ(ユーザ設定不要)
	ES:BX+10〜17h|DS用(ユーザ設定必要)
	ES:BX+18〜1Fh|ES用(ユーザ設定必要)
	ES:BX+20〜27h|CS用(ユーザ設定不要)
	ES:BX+28〜2Fh|SS用(ユーザ設定不要)
	-------------+--------------------------
出力	CF=終了条件
	    1: エラー(CPUがV30、またはV30相当モードのとき)
	    0: 正常終了
解説  o プロテクトメモリとのメモリ転送を行う。
関連	0000:0401h
	INT 1Fh - Function 91h


INT 1Fh - Function 91h
分類	プロテクトメモリBIOS
名前	プロテクトメモリ上でのプログラム実行
	Undocumented
対象	80286以上のCPU搭載機
入力	AH=91h
	ES:BX=セグメントディスクリプタのポインタ
	DH=マスタPICイニシャライズ時のICW2(先頭割り込み番号)
	DL=スレーブPICイニシャライズ時のICW2(先頭割り込み番号)
	<セグメントディスクリプタの構造>
	-------------+--------------------------
	アドレス     |内容
	-------------+--------------------------
	ES:BX+00〜07h|リザーブ(ユーザ設定不要)
	ES:BX+08〜0Fh|GDT(ユーザ設定必須)
	ES:BX+10〜17h|IDT(ユーザ設定必須)
	ES:BX+18〜1Fh|DS用(ユーザ設定任意)
	ES:BX+20〜27h|ES用(ユーザ設定任意)
	ES:BX+28〜2Fh|SS用(ユーザ設定必須)
	ES:BX+30〜37h|CS用(ユーザ設定必須)
	-------------+--------------------------
出力	CF=終了条件
	    1: エラー(CPUがV30、またはV30相当モードのとき)
	    0: 正常終了
解説  o プロテクトメモリ上のプログラムに実行を移す。
      o ファンクション実行前に以下の準備が必要。
	- SHUT 0 = 0にする(OUT 37h,0Eh)
	- 戻りアドレスのセグメントをPUSH(PUSH CS)
	- 戻りアドレスのオフセットをPUSH(PUSH オフセットアドレス)
	- 0000:0404hにSPの値を保存
	- 0000:0406hにSSの値を保存
      o ユーザプログラムはIRETで終了する。
関連	INT 1Fh - Function 90h
	0000:0404h
	I/O 0037h


INT 1Fh - Function 92h
分類	??? BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AH=92h
	AL=00h,01h
出力	なし
解説  o	不明。I/O 998Eh bit 1を操作する。
	AL=00hのときI/O 998Eh bit 1=0にする
	AL=01hのときI/O 998Eh bit 1=1にする
      u BIOS内のAH=92hを判定する部分で、コンペア(cmp ah,92h)のあとの条件
	分岐命令の論理が本来とは逆になっている。このため、AH=92hでINT 1Fhを
	実行しても、このファンクションの本来の処理ルーチンが実行されない。
	逆に、もともと処理ルーチンがないAH=93〜95h,99h,9B〜9Dh,9Fhなどで
	INT 1Fhを実行したとき、このファンクションの本来の処理ルーチンが
	実行される。
関連	I/O 998Eh bit 1


■ディスプレイサスペンドBIOS


INT 1Fh - Function 93h
分類	ディスプレイサスペンドBIOS
名前	ディスプレイの低消費電力モード制御
	Undocumented
対象	PC-9801BA2・BS2・BX2, PC-9821Ap2・As2・Bf・Bp・Bs・Be・Ts・Cs2・Ce2
入力	AH=93h
	AL=モード
	    00h: サスペンドモードに移行する(表示OFF)
	    01h: ONモードに移行する(表示ON)
出力	なし
解説  o DPMS(Display Power Management System)対応ディスプレイの低消費電力モード
	の設定を行う。
      o AL=00hで実行すると、ビデオ出力信号のうちR,G,B,VSYNC信号が停止する。
	DPMS対応ディスプレイが接続されていれば、ディスプレイはサスペンド
	モードに移行する。DPMSで規定されているスタンバイモード(R,G,B,HSYNC
	信号が停止する)に移行する機能はない。
      o PC-9821Tsでは、サスペンドモードのときLCDのバックライトが消灯する。
      o PC-9801NS/A・NL/Rはこのファンクションをサポートしていない。
      u	このファンクションをAL=00hで2回以上連続して実行すると、
	0000:05B4h,05B5hに保存されているCRT関係のハードウェアの状態が破壊されて
	しまい、AL=01hでディスプレイの状態を正常に復帰できなくなる。
関連	0000:05B4h
	0000:05B5h
	I/O 09A2h
	INT 1Fh - Function 9A07h


■ROM ドライブBIOS


INT 1Fh - Function 94h
分類	ROMドライブ BIOS
名前	ROMドライブからの読み出し
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA, PC-9801NL
入力	AH=94h
	CX=転送データ長(単位:16バイト)
	DX=ROMドライブ内の転送開始アドレス(単位:16バイト)
	ES:BX=転送アドレス
出力	CF=0
解説  o 内蔵ROMドライブの内容をバッファに読み出す。
      o	ROMドライブにはMS-DOSのシステムが格納されており、ROMドライブから
	ブートすることができる。ROMドライブからブートしたとき、ROMドライブの
	ドライブ名はC:になる。
関連	INT 1Fh - Function 95h
文献	TheBASIC'92/6-p.109 (c)enjo


INT 1Fh - Function 95h
分類	ROMドライブ BIOS
名前	ROMドライブへの書き込み
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA, PC-9801NL
入力	AH=95h
	CX=転送データ長(単位:16バイト)
	DX=ROMドライブ内の転送開始アドレス(単位:16バイト)
	ES:BX=転送アドレス
出力	CF=終了条件
	    1: 書き込み不可能(領域不足、またはライトプロテクトON)
	    0: 正常終了
解説  o 内蔵ROMドライブにパッチを行う。
      o	ROMドライブ搭載機種は、バッテリバックアップされたSRAMを内蔵して
	いる。このSRAMを利用して、ROMドライブの内容をパッチすることができる。
      o SRAMのパッチ用の領域が不足すると、CF=1で戻る。
      o PC-98LT・HAは、I/O 0035h bit 5がライトプロテクトビットになっている。この
	値が0のとき、書き込み禁止。
      o PC-9801NLは、INT 1Fh - Function 9Dh Subfunction 00h,01hでライト
	プロテクト状態を制御可能。
関連	INT 1Fh - Function 94h
	INT 1Fh - Function 9Dh Subfunction 00h,01h
	INT 1Fh - Function 9Dh Subfunction 02h
	0000:045Ch bit 3[PC-9801NL]
	I/O 0035h bit 5[PC-98LT・HA]
文献	TheBASIC'92/6-p.109 (c)enjo


■98NOTE関連BIOS


INT 1Fh - Function 96h
分類	??? BIOS
名前	内蔵モデムの設定状態取得
	Undocumented
対象	98NOTE, PC-9801US, PC-98HA
入力	AH=96h
出力	DX=内蔵モデムの設定状態
	    bit 15=モデム電源
	    	1=ON
		0=OFF
	    bit 14=パリティ(INT 1Fh - Function 97hで設定する時にはDon't care)
	    bit 13=ロスオブキャリアデスコネクト
		1=しない
		0=する
	    bit 12=CIオプション選択
		1=しない
		0=する
	    bit 11=CDオプション選択
		1=しない
		0=する
	    bit 10=アンサートーン確認
		1=しない
		0=する
	    bit  9=アンサートーン送出
		1=しない
		0=する
	    bit  8=自動着信
		1=しない
		0=する
	    bit  7=ブザー停止
		1=しない
		0=する
	    bit  6,5=ダイヤルモード
		11b=20pps
		10b=10pps
		00b=トーン
	    bit  4=ループバックテスト
		1=しない
		0=する
	    bit  3,2=通信速度	[2400bps/300bps/1200bps/AUTO=00/01/10/11]
		11b=AUTO
		10b=1200bps
		01b=300bps
		00b=2400bps
	    bit  1,0=モデムモード
		10b=CALL
		01b=ANS
		00b=AUTO
解説  o 内蔵モデムの現在の設定状態を読み出す。
      u PC-9801NL・NS/L・P・NS/A・NL/R・US, PC-9821Neはモデム専用スロットを
	持たないが、処理が残っている。
関連	INT 1Fh - Function 97h
	メモリSW 14h[PC-98HA]
	メモリSW 15h[PC-98HA]


INT 1Fh - Function 97h
分類	??? BIOS
名前	内蔵モデムの設定
	Undocumented
対象	98NOTE, PC-9801US, PC-98HA
入力	AH=97h
	DX=モデム設定値
	* 設定値はINT 1Fh - Function 96hを参照
出力	なし
解説  o 内蔵モデムの状態設定を行う。
	このファンクションの設定は、98NOTEメニューにも反映する。
      u PC-9801NL・NS/L・P・NS/A・NL/R・US, PC-9821Neはモデム専用スロットを
	持たないが、処理が残っている。
関連	INT 1Fh - Function 96h
	メモリSW 14h[PC-98HA]
	メモリSW 15h[PC-98HA]


■電源BIOS


INT 1Fh - Function 98h
分類	電源BIOS
名前	電源OFF
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA, PC-9801LV・UV11・CV, 98NOTE, PC-H98
入力	AH=98h
出力	なし
解説  o 電源をOFFする。
      o レジュームが可能な機種では、システム割り込みハンドラが実際の電源OFF
	処理を行う。このため、このファンクションの実行と実際の電源OFFは
	非同期になる。CPUは、電源がOFFになるまで、このファンクションを
	呼び出したINT 1Fhに続く命令を実行し続ける。
      o	レジュームON時に電源を入れたとき、ユーザプログラムの実行が再開される
	アドレスは、実際に電源をOFFにしたシステム割り込みからリターンする
	位置である。
      u PC-9801Nでは、このファンクションを実行すると暴走する。
	PC-9801NSは、処理ルーチンはあるが、そこで実行しているI/O操作では
	電源OFFしない。
	PC-9801UV11・CVは、PC-9801LVと同じROMを持っているためこの
	ファンクションの処理ルーチンが存在するが、電源はOFFできない。
関連	INT 0Ah(外部割り込み…LT・HA)
	INT 0Eh(外部割り込み…98NOTE)
	INT 17h(外部割り込み…98NOTE)
	INT 1Fh - Function 8Ch
	INT 1Fh - Function 8C00h
	INT 1Fh - Function 8C80h
	INT 1Fh - Function 9Eh Subfunction 00h,01h
	INT 1Fh - Function DFh


■PC-98HA関連BIOS


INT 1Fh - Function 99h
分類	??? BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-98HA
入力	AH=99h
出力	CF
解説  o 不明
関連	


■98NOTE Advanced Power Management BIOS


INT 1Fh - Function 9A00h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Installation Check
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A00h
出力	CF=0(正常終了)
	AH=メジャーバージョン(BCD)
	AL=マイナーバージョン(BCD)
  	BX=504Dh('PM')
	CX=機能フラグ
	    bit 7〜4 = 予約
	    bit 3 = パワーマネジメント
		1: 無効
		0: 有効(PC-9800では常に0)
	    bit 2 = CPUアイドル状態
		1: 低速(低消費電力)
		0: 最高速(PC-9800では常に0)
	    bit 1 = 32ビットプロテクトモードインターフェースのサポート
		1: する
		0: しない
	    bit 0 = 16ビットプロテクトモードインターフェースのサポート
		1: する
		0: しない
	----------------+---+---+-----
	機種名          |AH |AL |CX
	----------------+---+---+-----
	PC-9801NS/R     |01h|00h|0003h
	PC-9801P        |01h|01h|0003h
	PC-9801NX/C・NL/R|01h|02h|0003h
	PC-9821Ne       |01h|03h|0003h
	PC-9801NS/A     |01h|03h|0003h
	----------------+---+---+-----
解説  o	APM-BIOSの存在チェックを行う。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5300hに相当。
関連	


INT 1Fh - Function 9A01h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Interface Connect
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A01h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    02h: 既に使用開始宣言がなされている
解説  o	APM BIOSの使用開始宣言(リアルモード用)を行う。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5301hに相当。
関連	INT 1Fh - Function 9A04h


INT 1Fh - Function 9A02h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Protected Mode 16-bit Interface Connect
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A02h
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	AX=16ビットプロテクトモードコードセグメントの
	   リアルモードにおけるセグメントアドレス
	BX=エントリアドレスのオフセット
	CX=16ビットプロテクトモードデータセグメントの
	   リアルモードにおけるセグメントアドレス
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    05h: 既に使用開始宣言がなされている
	    06h: サポートされていない
解説  o APM-BIOSの使用開始宣言(仮想86モード用)を行う。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5302hに相当。
関連	INT 1Fh - Function 9A04h


INT 1Fh - Function 9A03h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Protected Mode 32-bit Interface Connect
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A03h
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	AX=32ビットプロテクトモードコードセグメントの
	   リアルモードにおけるセグメントアドレス
	EBX=エントリアドレスのオフセット
	CX=16ビットプロテクトモードコードセグメントの
	   リアルモードにおけるセグメントアドレス
	DX=16ビットプロテクトモードデータセグメントの
	   リアルモードにおけるセグメントアドレス
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    07h: 既に使用開始宣言がなされている
	    08h: サポートされていない
解説  o	APM-BIOSの使用開始宣言(プロテクトモード用)を行う。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5303hに相当。
関連	INT 1Fh - Function 9A04h


INT 1Fh - Function 9A04h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Interface Disconnect
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A04h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	APM-BIOSの使用停止宣言を行う。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5304hに相当。
関連	INT 1Fh - Function 9A01h
	INT 1Fh - Function 9A02h
	INT 1Fh - Function 9A03h


INT 1Fh - Function 9A05h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	CPU Idle
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A05h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	CPUを低速(低消費電力)状態にする。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5305hに相当。
関連	INT 1Fh - Function 9A06h


INT 1Fh - Function 9A06h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	CPU Busy
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A06h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	CPUを最高速状態にする。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5306hに相当。
関連	INT 1Fh - Function 9A05h


INT 1Fh - Function 9A07h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Set Power State
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A07h
	BH=デバイスID
	    00h: システム全体
	    01h: ディスプレイ(バックライト)
	    02h: フロッピーディスク
	    03h: ハードディスク
	    04h: プリンタ
	    05〜FFh: リザーブ
	CX=システムステートID
	    0000h: レディ
	    0001h: スタンバイ
	    0002h: サスペンド
	    0003h: オフ
	------+----------------+----------+----------+----------+----------+
	システム  |デバイスID      |デバイスID|デバイスID|デバイスID|デバイスID|
	ステートID|       00h      |       01h|       02h|       03h|       04h|
	------+----------------+----------+----------+----------+----------+
	0000h |バックライトON       |バックライトON |無動作    |無動作    |無動作    |
	------+----------------+----------+----------+----------+----------+
	0001h |バックライト・FDD-HDD |バックライトOFF|FDD モータOFF|HDD モータOFF|プリンタポート |
	      |モータOFF,プリンタポート|          |          |          |にFFh出力 |
	      |にFFh出力       |          |          |          |          |
	------+----------------+----------+----------+----------+----------+
	0002h |               レジュームをONにして電源切断                 |
	------+----------------+----------+----------+----------+----------+
	0003h |                         即座に電源切断                     |
	------+----------------+----------+----------+----------+----------+
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
	    09h: BHレジスタの値が範囲外
	    0Ah: CXレジスタの値が範囲外
	    60h: 電源切断が禁止されている
解説  o	デバイス毎の電源制御を行う。
	デバイスIDで、電源制御を行うデバイスを指定する。00hを指定すると、
	デバイスID 01〜04hのデバイス全てが対象になる。
	システムステートIDで、電源制御のレベルを指定する。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5307hに相当
	(設定内容は異なる)。
関連	INT 1Fh - Function 93h
	INT 1Bh - Function F0h(IDE HD)
	INT 1Bh - Function 83h(FD)


INT 1Fh - Function 9A08h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Enable/Disable Power Management Functionality
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A08h
	CX=自動パワーセービング機能
	    0000h=無効
	    0001h=有効
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    01h: CXレジスタの値が範囲外
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	自動パワーセービング機能を無効にすると、自動的にパワーセービング
	モードに移行しないようになる。
	このとき、INT 1Fh - Function 9A05hを実行して強制的に
	パワーセービングモードに移行させることは可能。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5308hに相当。
関連


INT 1Fh - Function 9A09h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Restore SYSTEM-BIOS Power On Defaults
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A09h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	電源をONしたときと同じように、BIOSを初期化する。
	プリンタBIOS、フロッピーディスクBIOS、ハードディスクBIOS、
	Pen BIOS、CRT BIOSの初期化ファンクションを実行する。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 5309hに相当。
関連	


INT 1Fh - Function 9A0Ah
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Get Power Status
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A0Ah
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BL=ACアダプタの接続状態
	    00h: 接続されていない
	    01h: 接続されている
	CL=バッテリパックの残量
	    bit 7〜5: 未使用
	    bit 4〜0: バッテリステータス
	CH=セカンドバッテリパックの残量
	    bit 7〜5: 未使用
	    bit 4〜0: バッテリステータス
	<バッテリステータスの意味>
	--------+------------------------------------------------------------
	値      |意味(<>内の表記は、98NOTEメニューのバッテリ残量表示欄の表現)
	--------+------------------------------------------------------------
	x1xxxb  |<未確定>
	00000b  |バッテリの残り容量[0/8]
	00001b  |バッテリの残り容量[1/8]
	00010b  |バッテリの残り容量[2/8]
	00011b  |バッテリの残り容量[3/8]
	00100b  |バッテリの残り容量[4/8]
	00101b  |バッテリの残り容量[5/8]
	00110b  |バッテリの残り容量[6/8]
	00111b  |バッテリの残り容量[7/8]
	10111b  |バッテリの残り容量[8/8](満充電)
	10001b  |バッテリの残り容量[0/8](0/8には2通りの表現がある)
	10000b  |<未接続>
	10010b  |<初期充電>または<深放電>
	10100b  |<異常>
	上記以外|<無効>
	--------+------------------------------------------------------------
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    01h: バッテリステータスの取得に失敗
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	電源の状態を取得する。
      o PC-9801NL/Rはバッテリパックの残量を取得できないため、常に
	残り容量4/8を返す。
	PC-9801P・NL/Rはセカンドバッテリパックが使用できないため、常に
	<未接続>を返す。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 530Ahに相当
	(取得できる情報の内容は異なる)。
関連	I/O 8810h


INT 1Fh - Function 9A0Bh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	Get PM Event
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A0Bh
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	CL=イベントステータス
	    bit 2 : ノートメニュー(ペンメニュー)要求
		0=なし
		1=あり
	    bit 1 : 電源切断要求
		0=なし
		1=あり
	    bit 0 : 不明
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	保留中のイベントの有無を取得する。
      o IBM-PC/AT互換機のINT 15h - Function 530Bhに相当
	(イベントステータスの内容は異なる)。
関連	


INT 1Fh - Function 9A0Ch
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A0Ch
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BL=不明
		bit 7〜3 : 未使用(常に0)
		bit 2〜0 : 不明
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説	INT 1Fh - Function 9A0Dhの設定値を読み出す。詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A0Dh


INT 1Fh - Function 9A0Dh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A0Dh
	BL=不明
		bit 7〜3 : 未使用(常にに0)
		bit 2〜0 : 不明
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説	
関連	INT 1Fh - Function 9A0Ch


INT 1Fh - Function 9A0Eh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	パワーセーブ動作開始時間の取得
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NL/R
入力	AX=9A0Eh
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BL=時間(0〜60秒)
	    * 0のとき、オートパワーセーブを使用しない
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o 自動的にパワーセーブモードに入るまでの時間を取得する。
関連	INT 1Fh - Function 9A0Fh


INT 1Fh - Function 9A0Fh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	パワーセーブ動作開始時間の設定
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NL/R
入力	AX=9A0Fh
	BL=時間(0〜60秒)
	    * 0のとき、オートパワーセーブを使用しない
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
	    04h: BLレジスタの値が範囲外
解説  o 自動的にパワーセーブモードに入るまでの時間を設定する。
	BLレジスタで設定する値が1,2,3,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55,60
	でないときは、BLレジスタ以下の最も近い値に設定される。
      o 98NOTEメニューのパワーセーブモードの設定と同等。
関連	INT 1Fh - Function 9A0Eh


INT 1Fh - Function 9A10h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	オートパワーオフ時間の取得
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A10h
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BL=時間(0〜60分)
	    * 0のとき、オートパワーオフを使用しない
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説	オートパワーオフするまでの時間を取得する。
関連	INT 1Fh - Function 9A11h


INT 1Fh - Function 9A11h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	オートパワーオフ時間の設定
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A11h
	BL=時間(0〜60分)
	    * 0のとき、オートパワーオフを使用しない
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
	    04h: BLレジスタの値が範囲外、またはレジュームが設定されていない
解説  o オートパワーオフするまでの時間を設定する。
	BLレジスタで設定する値が1,2,3,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55,60
	でないときは、BLレジスタ以下の最も近い値に設定される。
      o 98NOTEメニューのオートパワーオフの設定と同等。
関連	INT 1Fh - Function 9A10h


INT 1Fh - Function 9A12h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	タイマ用カレンダ時計LSIの使用許可状態の取得
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9A12h
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	AH=0Bh(不明)
	BL=タイマの使用許可状態
	    00h: タイマ用カレンダ時計ICは使用できない
	    02h: タイマ用カレンダ時計ICが使用できる
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	INT 1Fh - Function 9A13hで設定した内容を読み出す。
	起動時はBLに00hが返る。詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A13h
	I/O 8E1Eh bit 4


INT 1Fh - Function 9A13h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	タイマ用カレンダ時計LSIの使用許可/禁止
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9A13h
	BL=タイマの使用許可状態
	    00h: 使用を禁止する
	    02h: 使用を許可する
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	AH=0Bh(不明)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	詳細不明。
	BL bit 1=1のとき、I/O 8E1Eh bit 4=1にする
	BL bit 1=0のとき、I/O 8E1Eh bit 4=0にする
関連	INT 1Fh - Function 9A12h
	I/O 8E1Eh bit 4


INT 1Fh - Function 9A14h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	タイマ用カレンダ時計LSIからタイマ設定時刻を取得
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9A14h
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BH=月
	BL=日
	CH=時
	CL=分
	DH=秒
	DL=
	    bit 7〜3: 常に00000b
	    bit 2: 不明
		1=I/O 5E8Eh bit 7=1のとき
		0=I/O 5E8Eh bit 7=0のとき
	    bit 1: 不明
		1=I/O 8B1Eh bit 6=0のとき
		0=I/O 8B1Eh bit 6=1のとき
	    bit 0: 常に0
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o INT 1Fh - Function 9A15hで設定した時刻を取得する。
	詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A15h
	0000:045Dh bit7
	I/O 5E8Eh bit7
	I/O 8E1Eh


INT 1Fh - Function 9A15h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	タイマ用カレンダ時計LSIにタイマ時刻を設定・タイマスタート
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9A15h
	BH=月
	BL=日
	CH=時
	CL=分
	DH=秒
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
	    04h: BHレジスタの値が範囲外
解説  o	詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A14h
	INT 1Fh - Function 9A16h
	0000:045Dh
	I/O 5E8Eh bit 7
	I/O 8B1Eh bit 6


INT 1Fh - Function 9A16h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	タイマ停止
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9A16h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	INT 1Fh - Function 9A15hでスタートしたタイマを停止する。
	詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A15h
	I/O 8B1Eh bit 6


INT 1Fh - Function 9A17h,9A18h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	機能なし
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A17h,9A18h
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	
関連	


INT 1Fh - Function 9A19h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A19h
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	CL=
	    77h: PC-9801NS/R
	    A7h: PC-9801NX/C, PC-9821Ne, PC-9801NS/A
	    B7h: PC-9801P・NL/R
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	
関連	


INT 1Fh - Function 9A1Ah
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A1Ah
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	CL=?
	    bit 7:ローバッテリ時のバッテリ警告ブザー
		0= バッテリ警告ブザーを鳴らす
		1= バッテリ警告ブザーを鳴らさない
	    bit 6:不明
	    bit 5:不明
	    bit 4:不明
	    bit 3〜1:不明
	    bit 0:スタンバイモード関係の設定(詳細不明)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	INT 1Fh - Function 9A1Bhで設定した内容を取得する。詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A1Bh


INT 1Fh - Function 9A1Bh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A1Bh
	CL=不明
	    bit 7:ローバッテリ時のバッテリ警告ブザー
		0= バッテリ警告ブザーを鳴らす
		1= バッテリ警告ブザーを鳴らさない
	    bit 6:不明
	    bit 5:不明
	    bit 4:不明
	    bit 3〜1:不明
	    bit 0:スタンバイモード関係の設定(詳細不明)
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	
関連	INT 1Fh - Function 9A1Ah


INT 1Fh - Function 9A1Ch
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A1Ch
	BX=不明
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	
関連	


INT 1Fh - Function 9A1Dh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	98NOTEメニューを開く
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A1Dh
出力	■CF=0(正常終了)
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	98NOTEメニュー(98ペンメニュー)を開く
関連	0000:059Eh bit3


INT 1Fh - Function 9A1Eh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A1Eh
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BX=システム状態
	    bit 15〜8: 0(リザーブ)
	    bit 7: プリンタストローブ
	    bit 6: 最後にGDCに送ったコマンド関連
	    bit 5: カレンダ時計LSIがタイマインタラプト発生中
	    bit 4: PICに割り込み要求あり
	    bit 3: 0(リザーブ)
	    bit 2: PIC関連
	    bit 1: 電源切断禁止中
	    bit 0: 電源切断要求、98NOTEメニュー要求なし
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o	
関連	0000:0456h
	0000:059Eh
	I/O 5E8Eh bit7


INT 1Fh - Function 9A1Fh
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	機能なし
	Undocumented
対象	PC-9801NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A1Fh
出力	CF=1(エラー)
	AH=01h: 無効ファンクション
解説  o	
関連	


INT 1Fh - Function 9A20h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	サスペンド/レジューム処理ルーチンの登録
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A20h
	BX:DX=サスペンド/レジューム処理ルーチンのエントリアドレス
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BX:DX=旧設定アドレス(0000:0000hのとき未使用)
	CX=登録ネスティングレベル
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o サスペンド/レジューム時に実行したい処理ルーチンのエントリアドレスを
	登録する。
	処理ルーチンは、サスペンド時AX=0000h、レジューム時AX=0001hで
	それぞれFAR CALLされる。自身の処理が終了したあと、このファンクションで
	返された旧設定アドレスにジャンプする必要がある。その際、AXを保存して
	おく。ただし、旧設定アドレスが0000:0000hのときはRETFで終了する。
関連	INT 1Fh - Function 9A21h
	INT 1Fh - Function 8B00h
	INT 1Fh - Function 8C00h


INT 1Fh - Function 9A21h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	サスペンド/レジューム処理ルーチンの削除
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A21h
	CX=登録ネスティングレベル
	BX:DX=旧設定アドレス
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	AH=00h
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
	    0Ah: 登録ネスティングレベルが不正
解説  o	INT 1Fh - Function 9A20hで登録したサスペンド/
	レジューム処理ルーチンを削除する。
	登録ネスティングレベルと旧設定アドレスは、INT 1Fh - Function 9A20hで
	登録したときに返された値を使用する。
関連	INT 1Fh - Function 9A20h
	INT 1Fh - Function 8B00h
	INT 1Fh - Function 8C00h


INT 1Fh - Function 9A22h,9A23h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	機能なし
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A22h,9A23h
出力	CF=1(異常終了)
	AH=01h: 無効ファンクション
解説  o	
関連	


INT 1Fh - Function 9A24h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A24h
	BX:DX=設定アドレス
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	BX:DX=旧設定アドレス(0000:0000のとき未使用)
	CX=登録ネスティングレベル
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
解説  o 何等かの事象で発生する割り込みで起動させるユーザルーチンのアドレスを
	設定する。どのようなタイミングで呼ばれるかなどの詳細は不明。
関連	INT 1Fh - Function 9A25h


INT 1Fh - Function 9A25h
分類	Advanced Power Management BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AX=9A25h
	CX=登録ネスティングレベル
	BX:DX=旧設定アドレス
出力	■CF=0(正常終了)のとき
	AH=00h
	■CF=1(エラー)のとき
	AH=リターンコード
	    03h: APM BIOSは使用開始宣言されていない
	    0Ah: 登録ネスティングレベルが不正
解説  o	INT 1Fh - Function 9A24hで登録したアドレスを削除する。
	登録ネスティングレベルと旧設定アドレスは、INT 1Fh - Function 9A24hで
	登録したときに返された値を使用する。
関連	INT 1Fh - Function 9A24h


■Pen BIOS


INT 1Fh - Function 9B00h
分類	BIOS
名前	Pen BIOS初期化
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B00h
出力	CF=0(正常終了)
解説  o Pen BIOSの初期化を行う。
        システム起動時には初期化実行済み。
関連	


INT 1Fh - Function 9B01h, 9B02h, 9B03h
分類	Pen BIOS
名前	機能なし
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B01h, 9B02h, 9B03h
出力	CF=0(正常終了)
解説  o なにもせずにCF=0で戻る。
関連	


INT 1Fh - Function 9B04h
分類	Pen BIOS
名前	タブレット割り込み周期の設定
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B04h
	BL=bit 7〜3:未使用
	   bit 2〜0:タブレット割り込み周期
	       0=  5Hz
	       1= 10Hz
	       2= 20Hz
	       3= 40Hz
	       4= 80Hz
	       5=100Hz(デフォルト)
	       6=200Hz
	       7=指定不可
出力	CF=終了状態
	    0=正常終了
	    1=異常終了(BL bit 2〜0=7hのとき)
解説  o タブレットがペンを感知したときのINT 0Ehの割り込み周期を設定する。
関連	INT 1Fh - Function 9B07h
	INT 0Eh(外部割り込み…98Pen)


INT 1Fh - Function 9B05h
分類	Pen BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B05h
	BL=bit 7〜3:未使用
	   bit 2〜0:タブレットへのコマンド選択
出力	CF=0(正常終了)
解説  o BLの値に従ってタブレットにコマンドを送信する。詳細不明。
関連	INT 1Fh - Function 9B07h


INT 1Fh - Function 9B06h
分類	Pen BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B06h
	BL=タブレットへのコマンド選択
	    * BL bit 1,0=11b または BL bit 7=0のとき、CX,DXは引数にならない
	CX=タブレットコマンド(X座標指定)
	DX=タブレットコマンド(Y座標指定)
出力	CF=0(正常終了)
解説  o BLの値に従ってタブレットにコマンドを送信する。詳細不明。
      o BL=80h以外の値を設定すると、INT 1Fh - Function 9B08hが必ず
	異常終了する。
関連	INT 1Fh - Function 9B07h


INT 1Fh - Function 9B07h
分類	Pen BIOS
名前	PenBIOSのモード設定状態取得
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B07h
出力	CF=0(正常終了)
	AL=INT 1Fh - Function 9B06hで設定したBLの値
	BL=bit 7:マウスエミュレーションモード
	       1=間接
	       0=直接
	   bit 6〜4:タブレット割り込み周期
	       0=  5Hz
	       1= 10Hz
	       2= 20Hz
	       3= 40Hz
	       4= 80Hz
	       5=100Hz(デフォルト)
	       6=200Hz
	   bit 3〜1:INT 1Fh - Function 9B05hで設定したBLの値
	       000b=デフォルト
	   bit 0:マウスエミュレーション
	       1=する
	       0=しない
	CX=INT 1Fh - Function 9B06hで設定したCXの値
	DX=INT 1Fh - Function 9B06hで設定したDXの値
解説  o Pen BIOSのモード設定状態を取得する。
関連	INT 1Fh - Function 9B06h
	INT 1Fh - Function 9B08h
	INT 1Fh - Function 9B09h


INT 1Fh - Function 9B08h
分類	Pen BIOS
名前	マウスエミュレーションモード設定
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B08h
	BX=マウスエミュレーションモード
	    0000h=直接モード
	    not 0=間接モード
出力	CF=終了状態
	    0=正常終了
	    1=異常終了
解説  o 98ペンメニューのマウスエミュレーション設定も変化するので、
	設定状態はリセット・電源OFF後も有効。
      o INT 1Fh - Function 9B06hでBL=80h以外の値が設定されているとき、
	本ファンクションは異常終了する。
      o マウスエミュレーションでは、ペンのX軸方向の総カウント数は640、
	Y軸方向の総カウント数は400である(総カウント数とは、画面の左端から
	右端、また上端から下端までペンを移動したときの、マウスI/Fから読み
	取れるカウント数)。
      o マウスエミュレーション直接モードでは、ボタン操作は以下のように行う。
	左ボタンのクリック      :ペン先で画面に1回触れて離す
	左ボタンのダブルクリック:ペン先で画面に2回触れて離す
	左ボタンのドラッグ      :ペン先で画面に触れたまま移動する
	右ボタンのクリック      :サイドスイッチを押した状態で、
	                         ペン先で画面に1回触れて離す
	右ボタンのダブルクリック:サイドスイッチを押した状態で、
	                         ペン先で画面に2回触れて離す
	右ボタンのドラッグ      :サイドスイッチを押した状態で、
	                         ペン先で画面に触れたまま移動する
      o マウスエミュレーション間接モードでは、ボタン操作は以下のように行う。
	左ボタンのクリック(1)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         1回押し、ペン先を持ち上げた後、再度ペン先で
	                         画面に1回触れて離す
	左ボタンのクリック(2)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         1回押して離す
	左ボタンのダブルクリック:ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         1回押し、ペン先を持ち上げた後、再度ペン先で
	                         画面に2回触れて離す
	左ボタンのドラッグ(1)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         1回押し、ペン先を持ち上げた後、再度ペン先で
	                         画面に触れたままペンを移動する
	左ボタンのドラッグ(2)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         1回押したままペンを移動する
	右ボタンのクリック(1)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         素早く2回押し、ペン先を持ち上げた後、再度
	                         ペン先で画面に1回触れて離す
	右ボタンのクリック(2)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         素早く2回押して離す
	右ボタンのダブルクリック:ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         素早く2回押し、ペン先を持ち上げた後、再度
	                         ペン先で画面に2回触れて離す
	右ボタンのドラッグ(1)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         素早く2回押し、ペン先を持ち上げた後、再度
	                         ペン先で画面に触れたままペンを移動する
	右ボタンのドラッグ(2)   :ペン先が画面に触れた状態でサイドスイッチを
	                         1回押して離し、素早く再度押したままペンを
	                         移動する
関連	INT 1Fh - Function 9B07h
	INT 1Fh - Function 9B09h

INT 1Fh - Function 9B09h
分類	Pen BIOS
名前	マウスエミュレーションOFF
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B09h
出力	CF=0(正常終了)
解説  o マウスエミュレーションを解除する。
      o 98ペンメニューのマウスエミュレーション設定も変化するので、
	設定状態はリセット・電源OFF後も有効。
関連	INT 1Fh - Function 9B07h
	INT 1Fh - Function 9B08h


INT 1Fh - Function 9B0Ah
分類	Pen BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B0Ah
	BL=マウスボタン制御関係
	    bit 1: マウスの右ボタン状態に影響
	    bit 0: マウスの左ボタン状態に影響
	CH=マウスエミュレーションのX座標関連
	CL=マウスエミュレーションのY座標関連
出力	CF=0(正常終了)
解説  o マウスエミュレート関係の設定。詳細不明。
関連	


INT 1Fh - Function 9B0Bh
分類	Pen BIOS
名前	不明
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B0Bh
出力	ES:DX=F540:058Eh
解説  o ES:DXにPen BIOS中のなんらかのテーブルのアドレスを返す。詳細不明。
関連	


INT 1Fh - Function 9B0Ch
分類	Pen BIOS
名前	現在のペン状態の取得
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B0Ch
出力	CF=終了状態
	    0=ペンが感知できた(レジスタにペン状態出力)
	    1=ペンが感知できなかった(レジスタ変化なし)
	AH=ペンの状態
   	    bit 7:ペンが液晶上に
	        1=ない
	        0=ある
	    bit 1:ペンのサイドボタンが押されて
	        1=いる
	        0=いない
	    bit 0:ペン先が押されて
	        1=いる
	        0=いない
	AL=不明
	BH=ペンと画面の距離(値が小さいほど近い)
	BL=不明(通常0が読み出される)
	CH=ペンの左右方向の角度(数値部の有効精度6ビットの符号付整数)
	    ---------+-----+-----+-----
	    傾き方向 |左傾 |鉛直 |右傾
	    ---------+-----+-----+-----
	    値       |-30h | 00h |+30h
	    ---------+-----+-----+-----
	    * ペンを右に倒すと正
	    * ペンを倒し過ぎるとタブレットが感知できなくなる
	CL=ペンの前後方向の角度(数値部の有効精度6ビットの符号付整数)
	    ---------+-----+-----+-----
	    傾き方向 |後傾 |鉛直 |前傾
	    ---------+-----+-----+-----
	    値       |-30h | 00h |+30h
	    ---------+-----+-----+-----
	    * ペンを手前に倒すと正
	    * ペンを倒し過ぎるとタブレットが感知できなくなる
	SI=ペンのX座標
	    -------------+------------+------------+------------+------------
	    感知範囲     |左感知限界点|ガラス左端  |ガラス右端  |右感知限界点
	    -------------+------------+------------+------------+------------
	    上下非反転時 |-0060h      |+001Ah      |+0861h      |+091Ch
	    上下反転時   |-00A0h      |+001Ah      |+0861h      |+08CDh
	    -------------+------------+------------+------------+------------
	DI=ペンのY座標
	    -------------+------------+------------+------------+------------
	    感知範囲     |上感知限界点|ガラス上端  |ガラス下端  |下感知限界点
	    -------------+------------+------------+------------+------------
	    上下非反転時 |-0060h      |+0010h      |+0540h      |+05A6h
	    上下反転時   |-0060h      |+0010h      |+0540h      |+05A6h
	    -------------+------------+------------+------------+------------
解説  o このファンクションが実行されると、タブレットからペンの情報を
	読み出し、ワークエリアにセットする。
      o ペンが感知できたとき、各レジスタにペンの詳細な情報を返す。
	ペンが感知できなかったときはレジスタ変化なし。
      o このファンクションを連続実行すると、ペンを検出していてもタブレットが
	割り込みを発生しなくなるので注意する(INT 1Fh - Function 9B0Eh参照)。
      o ガラス寸法は、横134mm×縦213mm。
	タブレットはガラスの外側まで感知範囲がある。
	X座標はガラス外の左10mm位、右13mm位まで感知可能。
	Y座標はガラス外の上12mm位、下12mm位まで感知可能。
      o CH,CL,SI,DIで得られる値は実測値の概数。ペンを動かすタイミングに
	よっては、限界点でこの値が得られないことがある。
関連	INT 1Fh - Function 9B0Dh


INT 1Fh - Function 9B0Dh
分類	Pen BIOS
名前	ペンを最後に感知したときのペン状態の取得
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B0Dh
出力	CF=0(正常終了)
	AH,AL,BX,CH,CL,SI,DIはINT 1Fh - Function 9B0Chの出力と同じ
解説  o 最後にペンが感知されたときの状態を返す。
      o ペン感知時に定期的に発生するタブレット割り込み(INT 0Eh)、または
	INT 1Fh - Function 9B0Ch処理ルーチン内で実行されるタブレット情報
	取得ルーチンがワークエリアにセットした値を読み出し、レジスタに返す。
      o このファンクションでは、現在ペンが感知されているかどうかを知ることは
	できない。
関連	INT 1Fh - Function 9B0Ch


INT 1Fh - Function 9B0Eh
分類	Pen BIOS
名前	ペン感知時のユーザルーチンのセット
	Undocumented
対象	PC-9801P
入力	AX=9B0Eh
	ES:DX=ペン感知時のユーザルーチン
	    * 0000:0000hをセットするとユーザルーチンの呼び出し解除
出力	CF=0(正常終了)
解説  o INT 0Eh(タブレット割り込み)から呼び出されるユーザルーチンを定義する。
	呼び出しを解除するには、ES:DX=0000:0000hで設定する。
      o ユーザルーチンエントリ時、AH,AL,BX,CH,CL,SI,DIには
	INT 1Fh - Function 9B0Chの出力と同じデータが入っている。
      o タブレットがペンを検知すると、INT 1Fh - Function 9B04hで指定した
	周期でINT 0Ehが発生する。ただし、INT 1Fh - Function 9B0Chを
	連続実行していると、タブレットが割り込みを発生しなくなる。
関連	INT 1Fh - Function 9B04h
	INT 1Fh - Function 9B0Ch
	INT 0Eh(外部割り込み…98Pen)


■NOTE関連BIOS


INT 1Fh - Function 9Ch Subfuncion 00h
分類	??? BIOS
名前	ソフトウェアディップスイッチ保存
	Undocumented
対象	PC-9801NL・NS/T・US
入力	AX=9C00h
出力	CF=0
解説  o I/O 841E〜8F1Ehに設定されているソフトウェアディップスイッチの
	内容を外字未使用領域(JIS漢字コード7620h)に保存する。
	このファンクションを実行すると、現在のI/O 841E〜8F1Ehの設定状態を
	次回以降のリセット時のデフォルトにすることができる(PC-9801USを除く)。
関連	I/O 841E〜8F1Eh


INT 1Fh - Function 9Ch
分類	ROMドライブ BIOS
名前	ROMドライブ用パッチ領域からの一括読み出し
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA
入力	AH=9Ch
	ES:BX=転送先アドレス
	DX=パッチ領域の転送元アドレス
	CX=転送バイト数
出力	CF=終了条件
	    1: SRAMのチェックサムに異常がある
	    0: SRAMのチェックサムは正常
解説  o	バッテリバックアップされたSRAM内のROMドライブ用パッチ領域の内容を
	メインメモリに一括して読み出す。
関連	INT 1Fh - Function 9Dh


INT 1Fh - Function 9Dh Subfunction 00h,01h
分類	ROMドライブ BIOS
名前	ROMドライブのライトプロテクト設定
	Undocumented
対象	PC-9801NL
入力	AH=9Dh
	AL=ライトプロテクト設定
	    00h: ライトプロテクトする
	    01h: 書き込み可能にする
出力	CF=0(正常終了)
解説  o ROMドライブのライトプロテクト設定を行う。
関連	INT 1Fh - Function 95h
	0000:045Ch bit 3


INT 1Fh - Function 9Dh Subfunction 02h
分類	ROMドライブ BIOS
名前	ROMドライブパッチ情報の転送
	Undocumented
対象	PC-9801NL
入力	AX=9D02h
出力	CF=0
解説  o ROMドライブのパッチ情報を一括してNOTEバンクRAM(バンク番号AEh,AFh)に
	転送する。
      o ROMドライブのパッチ情報は、システム起動時にSRAMからNOTEバンクRAMに
	転送される。ROMドライブを読み出す際には、NOTEバンクRAMに転送されている
	内容が参照される。
	このファンクションを実行すると、SRAMからNOTEバンクRAMへの転送を
	行う。目的は不明。
関連	INT 1Fh - Function 95h


INT 1Fh - Function 9Dh
分類	ROMドライブ BIOS
名前	ROMドライブ用パッチ領域への一括書き込み
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA
入力	AH=9Dh
	ES:BX=転送元アドレス
	DX=パッチ領域の転送先アドレス
	CX=転送バイト数
出力	CF=0
解説  o	バッテリバックアップされたSRAM内のROMドライブ用パッチ領域に、
	メインメモリの内容を一括して書き込む。
関連	INT 1Fh - Function 9Ch


INT 1Fh - Function 9Eh Subfunction 00h,01h
分類	パワーセーブBIOS
名前	電源OFF禁止制御
	Undocumented
対象	PC-9801NL
入力	AH=9Eh
	AL=電源OFFの許可/禁止指定
	    00h: 電源OFFを許可する
	    01h: 電源OFFを禁止する
出力	なし
解説  o AL=01hのとき0000:0456hをインクリメントする。
	AL=00hのとき0000:0456hをデクリメントする。
	0000:0456hが00hのときのみ、電源の切断が許可される。すなわち、
	Subfunction 01hと00hの呼ばれた回数が等しいとき電源OFFが可能になる。
	INT 1Fh - Function 98hによる電源OFFも禁止される。
関連	INT 1Fh - Function 98h
	0000:0456h


INT 1Fh - Function 9Eh Subfunction 02h,03h
分類	パワーセーブBIOS
名前	パワーセーブモードへの移行の禁止/許可
	Undocumented
対象	PC-9801NL・NS/T・NS/R・P・NX/C・NS/A・NL/R, PC-9821Ne
入力	AH=9Eh
	AL=パワーセーブモードへの移行
	    02h: 許可
	    03h: 禁止
出力	なし
解説  o 自動的にパワーセーブモードに移行することを禁止/許可する。
      u PC-9801NS/Tでは、サブファンクション番号の意味が逆になっている。
	AL=02hで禁止、AL=03hで許可の動作をする。
関連	0000:045Ch bit 1


INT 1Fh - Function 9Eh Subfunction 04h
分類	パワーセーブBIOS
名前	パワーセーブモード移行用タイマのリセット
	Undocumented
対象	PC-9801NL
入力	AX=9E04h
出力	なし
解説  o パワーセーブモードに入るまでの時間を測っているタイマをリセットする。
関連	I/O 08F0h - 0045h


■PC-98LT・HA SRAM BIOS


INT 1Fh - Function 9Eh
分類	SRAM BIOS
名前	SRAMのチェックサム検査
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA
入力	AH=9Eh
出力	CF=終了条件
	    1: チェックサムに異常がある
	    0: チェックサムに異常がない
解説  o SRAMのチェックサムを検査する。
関連	INT 1Fh - Function 9Fh


INT 1Fh - Function 9Fh
分類	SRAM BIOS
名前	SRAMのチェックサム設定
	Undocumented
対象	PC-98LT・HA
入力	AH=9Fh
出力	CF=0
解説  o SRAMのチェックサムデータを更新する。
	SRAMの内容を書き換えたあとに実行する。
関連	INT 1Fh - Function 9Eh
文献	TheBASIC'92/6-p.113 (c)enjo